つげ義春、ギター、銭湯、古民家、、、、
ご自身のツボにはまった一晩を過ごしたというメールでした。
お泊りいただいて、一週間経ってからというのも嬉しかったです。
なんかジワジワきたのかな?ってポジティブに受け止めたくなります。
私がつげ義春の作品に出会ったのはちょうど20年前になります。
はっきりとしたきっかけは覚えていないのですが、
おそらく奥の細道関連のコラムで知り、
当時ハマりつつあった独身女の一人旅にますます拍車がかかった魔術の一つです。
リアリズム、全共闘、貸本屋、、、知らない言葉に惹かれていました。
というか、惹かれる何かを貪っていたのかもしれません。
勝手に抱え込み、風狂な旅人になりきっていました。
空前絶後と謳われた温泉宿があったと知ると、
現存していなくても行ってみたり。
意外と新しく温泉施設ができていて、
意外と受付の男性と極めて健康的な会話をしたことが鮮明な記憶に残っていたり。
その振り幅に感銘を受けたり。
地獄に仏でいたい、お花畑にやさぐれ女でいたい、
っていう私の天邪鬼さがマスマス邁進することになったのでしょう。
時は流れて、
私は旅人をお迎えする生業をする立場となりました。
最近立て続けに、つげフアンのゲストさんと出会い感無量です。
オヌシもなかなか屈折した人生よのう、と互いに見透かしていた感じでした。
ちなみに、私の好きなつげ作品は「不思議な手紙」「腹話術師」「おばけ煙突」です。
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