本日宿泊のゲストさん(大学生)をお部屋にご案内して、
あれこれ手短かに立ち話をし、
戻ってきた私は常連客だったコリアンビューティー・Kさんのことを思い出していた。
いつも気になっていたのは、同室者との相性。
Kさんと合うかわいい女子が同室になることが多くて大体ホッとしていた。
ある時、「喋らなかったけど、(同室者は)性格の良い子だった」と
Kさんが言ったので、どうして分かったのか訊ねると、
「音を立てないようにしていた。咳もすごく小さくしていた。」とベタ褒め。
旅の往来、相部屋の醍醐味を知り尽くしたKさんの言葉。
今日お泊まりである大学生さんは、一人旅が好きなのだが
コロナ前の「インバウンド波」を知らないという。
ゲストハウスを利用していても外国人に会わないし、相部屋も未経験のようである。
コロナが落ち着けば、多国籍でざっくばらんな従来の旅人と
はっきり言って全く想像がつかない未知の旅人が
ウチのようなゲストハウスで混ざり合う光景を見ることになるのだろうか。
愉しみ、という名の怖さ、を予見してしまう。