【2020/4 撮影 彦根市内の琵琶湖岸】
連泊している男子大学生さんが、彦根の町の散策から戻ってきたので
いろいろ窺ってみる。
「子供がいて、いいですよね。公園なんかで遊んでいて、、、、」
え?え?
初めての反応。子供がいていいって答えは初めてだーーー。
それから彼がチェックアウトして、ジワジワその言葉が私に沁みてきた。
居ても立っても居られないくらい感動やら嘆息やら、複雑な嵐。
東京の子供と地方都市の子供は違うのかな。
私も一昨日、公園の遊具でぴょんぴょん跳ねるたくさんの子供らを見かけた。
コロナに感染しないことを念じつつ、でも発散もしたいし運動もしなきゃねと思いつつ。
滋賀県はアウトドアが楽しめる場所で、
近畿の都会から家族連れや若者たちがやってくる。
ぴょんぴょん跳ねていた子らも、県外から来ているのかもしれなかった。
彼が目にした子供はどういうシチュエーションかは分からないが、
東京の洗練された子供より彦根の子供は素朴で
子供らしい子供に見えたんじゃないかと推察している。
大学生ですら、元気な子供の姿を「宝」だと認識して
これからの人生の原動力の一つにしようとしているのは
彼自身の持つ感受性の豊かさと、コロナ禍での閉塞感の裏返しなのだろうと思う。
町の見方、人の見方、旅の仕方の真髄を彼は喚起してくれた。
光を観ると書いて観光。
まさにこれ。