遠い昔のこと。
高校3年生の1年間、受験コースの関係で理系の女子クラスであった。
元々普通校で、男女比も同じ位だったが、
なにしろ受験コースというために編成された。
もう一つ、文系の女子クラスがあり
どう考えても男子ウケするのは、そちら。
そういうのを尻目に、
理系女子クラスの私たちは、凄くクールであった。
いつの間にか、ランチタイムは全員が机を⬜︎状に並べて和気藹々。
朝まで生テレビ状態。
ちょっと鼻につくヤツがいても、誰かがチクリ釘を刺してくれたり。
受験というのに楽しくて、全員皆勤賞。
ある子が「天知茂が死んだ時、ショックで休みたかったのに
やっぱり学校に来てしまった」と告白したことがあり、非常に感銘を受けた。
クラスの皆勤賞が終止符を打ったのは、
意外な子が急に学校を休んだ時だった。
その理由にまたまたクラス全員驚愕。
恋人(予備校に行っていた年上の男性)が自殺し亡くなってしまったという事だった。
こういう場合の見守ってあげようとする距離の取り方も、
このクラスから勉強した。
先生たち、生徒の振り分け正解だったのかな。
今となっては、ありがとうでございます。