滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

図書館の風景

f:id:norimurata:20190512101148j:image身近な人から聞いた話です。

 

当世、図書館は高齢者で溢れかえっております。

 

ある図書館で、高齢の男女が携帯電話の番号交換をしていたそうです。

 

人目も憚らず、大声で。

 

憚ってほしい場面です。

 

静粛にすべき場所だから、だけではありません。

 

「僕の好きな本なんだ」と言って渡した時、栞が挟んであって電話番号が書いてある。

 

なんていうのを期待します🍀🍀🍀

 

気付かないところでは、そういうのが繰り広げられていることを願いますけど。

 

先日、つげ義晴の『古本と少女』を読んでしみじみ思いました。

 

【憚る】とか【男女の機微】とか、死語ですかねー

 

情緒のないこととしないように私も気をつけようーーー

 

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体験移住 アット ゲストハウス無我

f:id:norimurata:20190512101626j:imageゲストハウス無我を足場としていただき、

 

2年に渡り体験移住をされたMさん〔男性)のゴールが近づいてきました。

 

他県にお住まいのまま、滋賀県に幾度も通い、

 

職業のスキルアップをしながら、

 

丁寧に冷静に、

 

人脈や情報を取得されてきました。

 

24時間営業スポーツジムがあること、ランニングに最適〔琵琶湖岸)なこと、

 

ひと通りの公共・民間の施設やサービスが揃っている完結型地方都市であること、など

 

ご自分の趣味も生かせて実生活の便利さもあることは大きなポイントだったようです。

 

今年中には、彦根市内に居を構えて移住完了の予定です。

 

彼の特筆すべきは、当初から物件探しは一番【最後】にすると決めていたこと。

 

なので、その成り行きに大変興味が湧き、

 

いろいろな提案など(と言っても単におせっかい話ですが)してきました。

 

移住=家を探すところから、、、、と思いがちです。

 

もちろん、正解はないので人それぞれにあった移住の仕方で構わないのですが、

 

ビジョンを持つこと、更にビジョンを修正していくことは必要です。

 

そんなことを彼から勉強させてもらいました。

 

怪談ナイト(ゲストハウス無我のイベント)の参加や、

 

仕事のお悩み相談役(結果、 その人は転職し幸せ)や、

 

近所でナゾの泥酔老人の置き去り事件があり奔走、

 

などなど、

 

ゲストハウス無我に滞在中にいろいろ体験されました。

 

泥酔老人事件の時は彦根を嫌いになるんじゃないかとちょっと不安でしたが、、、。

 

ヨカッタヨカッタ😊😊

 

 

 

今度は、県外移住者からの目線で彦根の魅力を覚醒していってほしいなと願います!

 

 

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水垢離

f:id:norimurata:20190507103508j:image明治時代開業の銭湯・山の湯さん。

 

その古い建築様式や謎の薬湯、圧倒的な風情、、、、

 

ゲストさんにプロモートします。

 

若干の注意事項(現代風な設備ではないので)も加えて。

 

入湯し戻ってこられると、

 

どうだった?と尋ねます。

 

最近、立て続けに返ってきた反応が印象的で、

 

「蛇口から洗面器にお湯を調整しながら溜めて、ザバーンっとかぶるのが良かった!」

 

と言うのです。

 

プロモートと違うところが絶賛されています💦

 

♨️♨️♨️

 

山の湯さんは古く、

 

一部シャワーですが、プッシュ式の湯と水の蛇口しかない洗い場があります。

 

地元の常連さんたち(おじちゃん、おばちゃん)は、

 

あまりシャワーを使っていません。

 

そして、ウチから参戦したゲストさんに、

 

プッシュ式蛇口を勧めてザバーンとかけることを教えてくれるそうです。

 

「こうやるのがいいよー」って。

 

みんなでザバーン、ザバーンとやってきたとゲストさんは満面の笑でした。

 

「熱ーっ」「熱ーっ」という思わず出る声も聞こえたようです。

 

♨️♨️♨️

 

まるで、修験道の水垢離ではないか⁉️

 

不浄なものを洗い流すには、シャワーではやさしすぎる。

 

必要以上に過保護になった世の中に、

 

知らないうちに我々は虐められているのかもしれない。

 

クレームがあるのか、現代的な施設では『お湯が熱いので注意してください』なんていう

 

変な貼り紙を見たりします。

 

こういう表示って本当に迷惑。

 

世知辛い世の中の一切合切を「ザバーン」で洗い流して、

 

さ、また明日っていう自分をつくる。

 

そんな山の湯さんです。

 

いつも温かく見守ってくださる山の湯さんはじめ、

 

若者に教えてくれるおじちゃん・おばちゃん、本当にありがとうございます!

 

 

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国宝・彦根屏風 1

f:id:norimurata:20190425095353j:image毎年この時期に公開される国宝・彦根屏風を拝観しました。

 

元々の所蔵も公開場所も彦根城博物館なので、

 

まさに箱入り娘です。

 

屏風の表装も美しく、絵の繊細さはヒヤッとするほどで、

 

妖艶そのものでした。

 

まさに洗って練って!

 

洗練という言葉はこれだと思えました。

 

意図や構図は一目では読めないのですが、

 

その分魅了される魔力を持っています。

 

時代背景(江戸時代初期)や絵師の意識の高さ(狩野派)想像すれば、ジワジワきます。

 

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f:id:norimurata:20190425095621j:image国宝には、建造物、彫刻、絵画、書籍などがありますが、

 

とりわけ絵画、の中でも人物を描いたものはインパクトがあります。

 

そんな分かりやすさから、はじめは彦根屏風に興味が湧きました。

 

実は彦根の友人と二人で、この彦根屏風の良さを推しているのですが、

 

地元民の反応は今一つです。

 

城下町という誇りが光なら、

 

この屏風に描かれているのが遊里という陰だからでしょうか。

 

断然私は陰が好きですが。

 

 

f:id:norimurata:20190425095710j:imageちなみに、この国宝の特別公開は4/6〜5/7まで。

 

フラッシュを使わなければ写真撮影もOKです。

 

こんな博物館側の寛容さを充分に享受して、

 

本物と対峙する旅、是非オススメです。

 

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湖国バスの旅

f:id:norimurata:20190423123542j:image行きたいところは勝手に自分で見つけて行け方針の

 

ゲストハウス無我ですが、

 

今回珍しく御提案です。

 

片道210円の路線バス(近江鉄道系の湖国バス)の旅です。

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行き↑

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帰り↑

 

 

 

ゲストハウス無我から最寄りの『銀座』バス停から『県立大学』行きに乗車。

 

15分くらいで県立大学に着き、降りて琵琶湖の湖岸を目指します。

 

アプローチである

 

【近江湖の辺の道】を探し、

 

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間に合いました。琵琶湖の夕日。

 

さざなみの音、波しぶきもちょっと浴びたり。

 

いろんなウサを吹き飛ばしてくれそう。

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近くにコンビニやカフェも2軒あります。

 

帰りのバスの途中下車で、有名なハンバーグ店【スイス】に立ち寄るのもアリです。

 

チェックインしてすぐ夕日を見に行ったり、

 

もちろん翌朝行くのもいいですね。

 

💠💠💠

 

放任とおせっかいの具合がわからない私でした。

 

現場からは以上。

 

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シティ・ポップ

f:id:norimurata:20190419183734j:imageプラスティック・ラブ「・・・・・恋のプログラムを狂わせないでね

 

出逢いと別れ上手に打ち込んで   時間がくれば終わる・・・・・」

 

そう、竹内まりやの曲。

 

シティ・ポップってジャンル。(今更、知った。)

 

この歌はリアルタイムで覚えている。

 

1984年製、ざっと35年前。

 

💠💠💠💠💠

 

再評価、という言葉もよく使われるようになった気がするが、

 

 昨年2018年は日本のシティ・ポップが再評価された年だそうで、

 

カバーされてCDになったり、ネットでの再生回数も非常に多かったり、

 

特に若い人の間でブームになっていたと知る。

 

[高速道路][高層ビル][ガラス][ライト]と言った歌詞が散りばめられ、

 

メッセージ性無し、癒し無し、リズムやムード重視な曲調。

 

若い世代には、それはそれは新鮮な世界観だと思う。

 

私がそのブームを知ったのは、ゲストハウス無我のゲストさん(20代)からの情報。

 

CD買ったよーっていう

 

インスタから目に止まって掘り起こしてみたのが始まり。

 

興味を持たなかったら、二度とこの曲を聴かなかったかもしれず、

 

このブログも書いていないはず。

 

自分の気持ちを代弁してくれるものを、

 

探し求める作業を人類は時代を超えて続けるのだ。

 

果てしない旅なのかも。

 

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完結型都市とは

f:id:norimurata:20190415091611j:image東京からお越しいただいた女性ゲストさんは、

 

ゲストハウス無我から歩いて10分くらいだろうか、

 

教会の早朝礼拝に参加されました。

 

前日、ブラ彦根中にたまたま教会を見つけ、

 

飛び込み参加することにしました。

 

元々、古い佇まいの町を楽しむ為に彦根を選んでくださり、

 

琵琶湖や山の湯やチャンポンも味わいました。

 

我々の把握する中では、初めての礼拝参加です。

 

なんて完結型地方都市なのでしょう!

 

日常も非日常もクリアできでしまうのです。

 

折しも、【城下町は完結型都市である】という記事を読んだばかりでした。

 

まさにこのことではないか!

 

更にその女性ゲストさんは、

 

「無いもの」の高評価をしてくださいました。

 

コンビニです。

 

彦根城の付近にはほとんどありません。

 

散策した範囲で考えると、こんなにコンビニのない地域は珍しい、

 

でもやりくりできる生活をしているのでしょうね、と感心されました。

 

確かに通販の支払いやファックスなど、

 

サンダルでチョイとかけ込む距離にコンビニがあればいいなとは思いますが、

 

住民は、20時閉店のスーパーに合わせて買い物を済ませる生活をしています。

 

完結型都市って聞こえはいいですが、

 

完璧・完全とは意味が異なることを都会からお越しの方はご注意くださいませ!

 

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