トレーシーという名のカナダ女子と仲良くなり、
回転寿司に行って温泉にも行った。
翌々日彼女のアパートに一晩泊めてもらうことになった。
アパートは秋田県の山間部で、彼女はALTでここに滞在し中学校で働いていた。
指導者の先生がハンサムで毎日ドキドキする、でも背が低い、とか。
JPOP大好き、とか。
ビールを飲みながら。
すっかり日本に馴染んでいた。
彼女の部屋を眺め、モノを大切に使っていることが垣間見えた。
私の顔が浮世絵の人たちに似ている、とも言われて
この顔でよかったーと思ったりした。
彼女からいただいた水墨画。
20年経ち、シミが着いてしまった。
でも褪せることのない特別な思い出。