耐えよう
そんな言葉が新聞の見出しにあって目を止めた。
同感であった。
パンデミックになって一年になる。
ゲストハウス無我の動きは止まっているが、
ゲストハウス無我の時間は刻まれている。
私はやっとこの家の庭の草木と向き合うことができ、日々新鮮である。
100年以上存在するこの家と日本庭園は、
戦争や自然災害や泥棒(想像)、、各種の難題や変化に耐え抜いている。
庭にある草木の花言葉、南天=難を転ずる、松=不老長寿、柊=用心深さ、
モミジ=自制、センボンヤリ=辛抱強さ、山椒=健康、、などなど正に今なのだ。
外からの魔除け、内側の戒め、と見受けられるウチの庭木たち。
先人の切なる願いと知恵が凝縮されていて、感慨深く日々眺めるようになった。
神仏と同じではないか、、、。
とりわけ私は、松=待つ、と掛けてある意味もあることに感じ入った。
待とう、耐えよう、新年も。