滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

古民家災害復興日記 2

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母屋の修復は進んでいますか?などと

リピーターさんからご心配のメールをいただいたりします。

少しずつですが、進んでいますよ―

気にかけていただいて、心から感謝いたします。

 

今日は大工仕事の話ではなく、内面の話。

やはりリピーターさんのメールなのですが、

日本画を描いているその方は、魂を込めた物を後世に残すつもりで、

頑張らないといけないと御自分を省みたとのことでした。

かなり話題になっていますが、映画『ボヘミアン・ラプソディー』を観て

感化されたといいます。

おそらく、今までは趣味の延長で日本画をとらえていたのかもしれません。

人生の半ばに来て、いま手の内にあるものに真剣に魂を込めなければ、

本当の仕事人となれないではないか。

ということに気が付いたのだと思います。

私も重ね合うところがあり、

このゲストハウス無我の母屋の保全が仕事なんだと心底思えたメールでした。

 ありがたいです。

 大工仕事の依頼やDIÝも進めつつ、

この家が生きてきた100年間の日本のことを勉強しようと考えています。

母屋に遺されていた戦前の新聞紙やスナップ写真と共に、

後世に残せるように、

皆さんにガイドできればと思います。

魂を感じていただけるように……。

 

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日差しは春、風が強い日

旦那さんがノートパソコンのキーボードの汚れたカバーを洗浄中。

洗剤つけてゴシゴシ。

そのブラシは庭の掃除用のもの。

 

 

同じ日、男性の友人がDIYでペンキを小分けする容器に、

台所のボウルを使い、使用後は洗ってまた食用に使っていると言っていた。

 

 

君たちが特異なのか、男子特有の感覚なのか。

いろいろな許容量を持つことをトレーニング中です。

 

 

 

 

 

と、いう私は一眼レフカメラを損壊した模様。

昨年に続き二回目。相済みません。

ダンナの許容量はどうなんでしょう。

 

彦根ゲストハウス無我、現場から以上。

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古民家災害復興日記 1

「災害復興」とは、
 
あまり知られていませんが、昨年9月の台風21号の災害です。
 
「リニューアル」とすべきですが、
 
知られてないはずだと踏んで、この表題にしました。
 
今だにブルーシートで覆われた家が我々が居住する湖東地域や、
 
少し北方の湖北地域に結構点在しています。
 
古い家の場合、お金をかけて修復するべきか、壊してしまうべきか、
 
非常に悩むところであると想像できます。
 
手が足りていないこともあるでしょうが、
 
決断しきれずスピードが遅いとも思えます。
 
自己弁護ですが、やはり自身も悩んでブレまくっています。
 
開き直って、今年の目標は「ブレる」にしておきました。
 
 
 
そして先日、
 
それぞれ建築や古民家の専門家がお見えになり、
 
築100年以上の母屋の修復の調整をしています。
 
セルフでできるところの方法を教わったり、
 
腕に覚えのあるツワモノに助力を頼んだりしました。
 
どれもこれも、昨年の台風21号の被害なのですが、
 
「まだまだ、みんなその災害の対応に追われてばかりですよ」と古民家専門家。
 
「これは復興作業だからね」とも。
 
建物の修復作業はもちろん、災害保険の対応も多くて大変のようです。
 
保険はウチも対象になりましたが、もっと対象になる部分があったのではと、
 
ちょっとだけ悔しいんですが・・・。
 
それはさておき。
 
ゲストハウスにしようと準備した5年前も、
 
5年たった今も尚、
 
「いい古民家だ」とおかげさまで皆さまからいわれるこの母屋。
 
あれー。
 
結婚観みたいだ、と人に笑われたりします。
 
5年前よりもこの家のスゴさを好きになっています。
 
と言っておきながら嫌いだわやっぱり、とブレるかもしれませんが(笑)
 
 
 
 
 

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ハイテク

ちょっと調べる用件があって、
 
いろいろ見ていると、
 
ついつい脱線。
 
 
 
 
人造人間を作った→西行(1000年前)
 
 
木偶人形を作った→諸葛亮孔明の妻(2000年前)
 
 
 
 
なんと!
 
西行諸葛亮孔明も知っていたつもりでいたのですが、
 
こんな裏話があったなんて。
 
さすがネット社会。そうでなければ知り得なかったと思います。
 
 
 
人造人間は、孤独を埋める目的や替え玉(出世の道具とおぼしき)に使用。
 
木偶人形は、うどんを作るオートメーション装置として使用。
 
最近、ハイテクについていけないという思いと一方、
 
1000年2000年前と、人間の願望そのものは不変だと思ったりします。
 
西行が人造人間を作ったが、
 
上手く出来なかったので上級者に相談しにいったときのやりとりはリアル。
 
昨日起こったニュース記事を読んでいるかのごとし、でした。
 
久し振りに手を叩いて唸ってしまったくらいです。
 
是非一読を!
 
 
 
文明の行き過ぎを、
 
制御するのが文化だ、というお話を最近聞きました。
 
一庶民としては、ハイテクの波に適度にのまれながら、
 
古いものを愛でて、共存して、楽しんでいきたいですよね。
 
 
 
 
 
 
 

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マメなメンテナンスのおすすめ

昨年、ちょっと変わった健康診断を受けたことをご紹介します。
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受けたのは嫌がっていたダンナさん。
 
行きつけの病院で、【睡眠外来】なるものが新設され、
 
自宅での簡易検査の後、一泊入院して睡眠時ポリグラフ検査を受けました。
 
入院では、睡眠中の全身状態+動画撮影がセットなんですよ!!
 
聞きなれない専門用語ばかりですね。
 
睡眠時無呼吸症候群SAS)という病名を聞いたことがあると思います。
 
大きなイビキと無呼吸(ひどい場合一分ちかくも)を繰り返すものです。
 
まわりに迷惑をかけているわりに「眠れなかった」と本人が思っている厄介なものです。
 
睡眠外来も睡眠時ポリグラフも、
 
ざっくりこのような睡眠障害を長い目で診ていただけるツールです。
 
睡眠障害は精神面や生活面だけでなく、
 
実は大きな病気が潜んでいたということがあります。
 
睡眠障害から切り込んでいくのは良策だと思います。
 
ダンナさんは検査の結果、異常なしでしたが、
 
ドクターの興味をそそる人物のようでした。
 
寝言で「かつおぶしーー!」と叫ぶのですからネ。
 
とりあえず常習だった炭酸飲料をやめてみるという誓いを立てました。
 
今もゆるく実行しています。
 
あ、
 
無呼吸もさることながら、寝言も深刻な場合があるのですよ。
 
将来的に神経難病や認知症の可能性が高いようです。
 
脳の緊張とリラックスが大いに関係しているのですね。
 
1+1=2であるとか、1ヶ月後の結果で判断しましょうとか、
 
そういう括りで扱えない世界です。
 
寝言と炭酸飲料が何の関係があるのか?ですが、
 
常日頃ダメだと思いつつもやっていた習慣をやめてみることで、
 
功を奏するかもしれないからです。
 
意識と無意識に作用させるわけです。
 
奥が深いです。
 
 
 
 
 
相部屋のゲストハウスという仕事柄、睡眠について客人と話題になることがあります。
 
特に男子部屋は、派手。
 
意外と家族より他者に指摘されるものかもしれません。
 
症状や検査や将来的なことなど、詳しくお知りになりたい方は相談にのります。
 
イビキや寝言、一度みなさんも真剣に向き合うことをオススメします!!
 
 
 
《追記》
以前、自宅での簡易検査の写真をアップしたのですが、
 
ウチに泊まったことのある外人さんたちから多数の心配メールが来てしまいました。
 
装着するものがあるので、重病患者に見えてビックリしたと思います。
 
不謹慎だと、私の親にも叱られる始末。
 
いい歳して親から叱られるのなんて何年ぶりか、思い出せない、、、、、。
 
遅くなりましたが、この件についてお詫びいたします。
 

 

リフレッシュ工事のお知らせ

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
 
本年もよろしくお願いいたします。
 
お知らせがございます。
 
ゲストハウス無我、【【【リフレッシュ工事】】】をいたします。
 
 
 
昨年9月より、台風被害に遭った家屋を除いた「部分営業」をしてまいりました 。
 
皆さまにはご不便をお掛けし、期待に添えないこともある中、
 
温かいご理解をいただき心より感謝申し上げます。
 
引き続き、、、と言ってはなんですが、
 
この部分営業を続けながらリフレッシュ工事に入りたいと思っております。
 
修繕+新規の面白さ、を味わっていただけるよう新生します。
 
安全第一で、頑張りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
詳細は追ってお伝えいたしますので、
 
お付き合いくだされば幸いです。

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ママさん

ママさん。
 
最近呼ばれた中で一番気に入っている呼び名。
 
くすぐられる。
 
奥さんってのが多いから〔全くくすぐられない)。
 
私をママさんと呼んでくれるのは、アメリカからのリピーターさん。
 
この地で起業するため訪日し、ウチを利用してくださっている。
 
我々が起業した数年前は、地方都市で起業するのはナンセンス。(随分言われたなー)
 
ましてやアメリカ人が日本の伝統的な家屋を買ったり、
 
ロマンを求めて日本旅行をするなんて考えられなかった。
 
暗黙に、アメリカ人は自分探しの浪費旅はしないと認識していた。
 
が、この一年で様相が変わった。
 
来ないと言われていたアメリカ人が、ウチにも来るようになった。
 
ビジネスはもちろん、アニメオタク、ネット社会に疲れた人、、、、、。
 
今年、訪日外国人旅行客は3000万人を超えるといわれている。
 
ウチの微々たる数は、何にも反映されないのだが、
 
アメリカ人の動向の変化は強く実感するところだ。
 
失礼ながら、その野望は超ビックではなく、
 
ゲストハウスを作りたいとか、アニメの聖地で就職したいとか、
 
日本人と同じ慎ましやかな感覚なのだ。
 
つまりは競争相手がダイレクトにアメリカ人ということに。
 
そう、
 
この一年私が個人的にヒシヒシと感じたことである。
 
大きな時代の移り変わりが用意されている、来年。
 
国内外の既存の【枠】というものにも変化が起こるのだろう。
 
ますます、目立ってくることが【志】なんだろうか。
 
 
 
ゲストハウスに来る日本人諸君にも喚起したい。
 
同じ宿に泊まっている外国人は、自分の競争相手であったりビジネスパートナーになる人物
 
かもしれない。
 
そんなつもりで話を展開してみては?
 
 
 
 
とりあえず、私を「ママさん」と呼ぶアメリカからの客人と真剣に友好を深めたい。
 
じゃあ私が個人で出来ることはなんだろう、
 
最近はそんな風にやるべきことを決めるようになっていて実は毎日が面白い。
 
 
 
 

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