滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

はしだのりひことシューベルツ

ちょっと遅くなってしまいましたが、

今年の春休み中、無我を利用された高校生の一人旅が目立って増えていたので、

是非書き留めておきたいと思っていました。

中でも印象に残っている男子ゲストさんのエピソードです。

彼は思春期さながらの憮然とした面持ち、口数も少なめなので、

スタッフ側は「ちょっと心配」な位置づけ。

中には高校生といえど、社会人顔負けくらいのやりとりができる「心配不要」の人もいます。

その彼は第1日目は外国人と二人だけ、第2日目は満室で六人、

という相部屋ならではのバリエーションに対応できるか私は内心心配でした。

ドヤドヤと賑やかにゲストさんたちと過ごしていても、彼を気にかけていました。

修学旅行も個室の時代、大家族でも一部屋に全員が寝るわけではないでしょうし。

あるちょっとした気になることが起き、

オーナーが「こういうときは『ありがとう』というべきだ」と彼に諭したそうです。

翌日、全員のチェックアウトが済み、

宿泊棟に設置してある旅ノートを見ると彼の書き込みがありました。

ーーーありがとう、といえる大人になりたい。と。

百人一首の蟬丸の歌まで添えて。

知らないことを知りにいく人生の旅がスタートした宣言のように思えました。

そして、はしだのりひことシューベルツの『風』をYouTubeで見て涙する私。

      ♪  人は誰もただひとり旅に出て
          人は誰もふるさとを振り返る
          ちょっぴり淋しくてふりかえっても
          そこにはただ風が吹いているだけ

48年前の若者の歌う姿が、現代かと錯覚するほどなのです。

私が日々、旅と向き合った仕事をしているからなのでしょうかね、、、。

f:id:norimurata:20170625002217j:plain








闘病中②

本日は定期受診でした。

重症貧血で入院治療していたのは、桜が終わる頃。

それから季節も進み、貧血も少し改善してきました。

血液というのは、本当に人間のエネルギーですね。

動くことも、やる気も少しずつ取り戻してきました。

これまでにお見舞いにきてくださった方々、ありがとうございました。

ユーレイみたいな私の姿に戸惑ったんじゃないでしょうか?

変な話、次にもし病気になったらブログで表明しよう、って考えていたのは事実。

遡れば、重度の蕁麻疹、下眼瞼内反症、ピロリ菌による重症胃炎、

歯石をとってもらうと治る顔面のピクつきと肩の可動域制限、などなど。

病気のデパートの如き、これらとの格闘の歴史、医療従事者が患者側になる複雑なドラマ……

しかし残念なことに記録がないのです。

当時はこんなに辛かったから忘れるわけがないと思っているのですが、

健康を取り戻し、時間経過とともに記憶は薄れます。

今回は頑張って書き残していこうと思いますので、お付き合いよろしくお願いします。

前回の闘病中①を読んだC君が、病み上がりの私に情け容赦無く、

来月のイベント開催の打ち合わせをしにやってきたりしてくれて😂😂

こうやって仕事復帰と闘病を並行してやっていきます!

追記……書いている途中に気がついたのですが、

今回主治医は薬(鉄剤)の処方をしなかった。

いるともいらないとも、どうしようかとも。

忘れているのかもしれない。

ま、このまま1か月過ごしてみましょう。

メディアについて

先日、A新聞からの取材を受けました。

今回お見えになった方は、女性で一目でベテランさんと思える安心感のある方がお一人でした。

雑誌の掲載記事から、我々に興味を持って頂いたようです。

あの雑誌の写真はこれが写っているのですね、と言われると

本当に雑誌の記事を見て頭に入っておられるのだと信頼できました。

一日で何軒も取材先を廻るはずなので、情報の整理力がプロの仕事なのですね。





ゲストハウス開業して三年半が過ぎ、テレビなどいろいろなメディアに取り上げて頂きました。

その都度、取材スタッフさんの仕事ぶりに触れ、通常では受けられない刺激を受けることが出来

、いい仕事に就いたなと思う我々です。

中には、取材交渉だけとか取材はされたけれど水泡と化した件もありました。




今回の対面取材は、振り返るとちょっと緊張しすぎた私でした。

レコーダーと走り書きのノートと記者さんの頭に残った印象から、どんな活字になるのか

とても楽しみです。

f:id:norimurata:20170605105127j:plain

イベントのお知らせ

f:id:norimurata:20170603141938j:plain

日時:2017年7月12日(水)19時から丑三つ時まで。但し退席自由。
場所:滋賀県彦根市芹橋1-4-43
ゲストハウス無我 (村田)
Tel ☎️09085715796
内容:水無代氏による情感たっぷりの語り/参加者のフリー怪談トーク/コスプレ自由/浴衣歓迎/ゲストハウス無我のオーナーがポートレート撮影(希望の方)
参加費:200円 (ワンドリンク制
バリスタのアイスコーヒーをご用意いたします。
申し込み:上記Telでお願いいたします。
お問い合わせ:駐車場は?水無代ちはやって誰?宿泊しようかな?トイレの付き添いは?など、上記Telまでお願いいたします。

旅先美容院

「美容院いきたいの。日本はヘアカットが上手いから。」

Kさん(リピーターの韓国人女子)に尋ねられたのは一年前。

ハッ……

無我の近くがいいよね。当日予約が叶うところで。

当時私が行っていたところは、それを満たしていなかったので、一年かけてプチ美容院巡り。

美容師さんも同じ人を二回指名して二回とも、ヘアカットが満足でき、腕は確かだと納得したの

で、やっと今日Kさんに近くの美容院をオススメした次第です。

彼女はいつも一週間程ステイし、ほぼ彦根市内や近郊でマイペースに過ごしています。ヘアサロ

ンで過ごす日があっても不思議ではありません。次回の彦根ステイの時、利用してくれるかもし

れません。



そういう私もアラサーの頃、旅先美容院をしていました。旅慣れてきていたので、日常を旅に置

き換えるという冒険を楽しんでいたのです。

アラフィフの今は、なんでも見通している感が言葉の端々にあっていけません!

冒険や感動が不足しているからでしょう。

話が逸れましたが、、、

未知の自分に出会える要素として、旅と美容院はコラボ出来ると思います!

そして、ゼイタクな過ごし方です。

美容院の他にも、旅の中に取り込んでいることや取り込めそうなことあったら是非聞かせてくだ

さいね。

街の資源をできる限り活用して、ディープに楽しむ提案をしていけたらと思っております!!


f:id:norimurata:20170530212259j:plain

↑韓国のおみやげ、グリーンティーミルクスプレッド








 
 
 
 
 

闘病中①

先日、近くの市立病院に入院していました。

「重症貧血」で。

子宮筋腫が原因ですが、Hb5.8まで下がりました。

医療関係者なら目が飛び出る数値です。

輸血の準備と脱水改善のため3日間持続点滴しました。

造血剤の注射などで改善してきたので、輸血は回避でき、数日の入院で退院しました。

とはいっても、最終Hb7.7なのでまだまだド貧血です。

前職の看護師時代、やはり同じ状況の女医さんがいまして、自分のHb5.台だと言いながらも

普通に働いていたので、私もそこまではイケルのかなと思っていました。

無理!

Hb5.8の日は入院2日目だったのですが、

宙に漂よう感覚なのに舟底に沈んでいる、不思議な感覚でした。

息を潜めて生きています!って感じかな。

鏡の中の顔つきが怖かった👽

やめておけばいいのに、単行本を読んでもみたり。字がよく見えなかったー。

4日目になってやっと、同室の御婦人と世間話できました。

きっと愛想の悪いヤツだと思われていると気になっていたのですが、

それよりもしんどかった、、、、、。





外来通院して、何ヶ月後には根治術ができるように、まだまだ闘病は続きます😌

皆様お世話になります。


                                ↓↓ 入院中、毎日朝食に付いていた鉄の国のアリス

 

f:id:norimurata:20170523213903j:plain

 

 

元看護師カゼを吹かせて①

フレーバーでランチタイム、御歳87才の女社長さんが、常連客の御高齢ご婦人に世話をやいて

いらっしゃる。

話をしながら、ランチの一品の煮魚の骨を取り除いてあげている。

老老介護である。

介護?いや最高の接客サービス!

隣のテーブルは、常連のビジネスマン。

お店の入り口には、ツバメ夫婦が巣を作りだし、飛び交っている。

人のシアワセって働けることだと、納得するいつものランチタイム。






f:id:norimurata:20170521162938j:plain