実家の母が発する愚痴を聞きながら、意識は半分以上別の所へ。
昔、よく旅で訪れた岩手県の毛越寺宿院のおじさん（Sさん）の言葉を思い出していた。
『あなたのご両親世代は、まだ日本が豊かじゃなかったから、
結婚しても最初から家具や家電が殆どない暮らしからスタートしたはずだよ。
今年は扇風機を買おう。来年はコタツを買おう。というふうに、一つ一つね。
そういうふうに、家族を養ってきたと思ってあげなさい。』と。
他人から教えてもらうと、両親を客観的に見ることができて、
素直に感謝や尊敬の念が沸いた。その当時から今現在もだ。
いつか、母にもこのことを伝えたい、労いたいと思いつつ、、、、
未だ言い出せずにいる。
物忘れが酷いときは、軽く私の話を忘れてくれるから。
調子が良さそうな時にちゃんと話してみようっと。
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昔の人のことを若い人へ、アシストできるような話ができる自分になりたいものだ。
頑張ってみよう。
