昨年2020年の大相撲の【この一番】は
結果は遠藤が白鵬に勝ったのだが、
結局ひっくり返したという相撲。
投げに対して足が反応できるのは、一流。との解説。
これは、いつも切れ味の良いNHK藤井康生アナウンサー。
おもしろいことを言ってくれるわけでもない遠藤が
こんなに長く人気がある理由が初めてわかった。
出世、勝ち星、優勝、だけがお相撲さんを観るところではない。
決まり手に行き着くまで、各所の対応や思惑も見なければならない。
一方、
時々テレビで観る、
ソーシャルディスタンスでマスクをした観客の姿は、
真摯に【対局を見極める人】に変容した気がしている。
私の主人は無観客場所の時、「この静けさを耳に焼き付けておきたい」と
ラジオに向かっていたのでちょっとビックリしたが、
最近になって理解できるようになった。
(この時私は辛くて実況が聴けなかった)
当たり前と思ってきたことが、変わった。
その変化を受け入れると、
本来の姿が何であるのかが見えたのである。
娯楽や伝統文化は角度が変わって、違う楽しみが味わえる時代になっていくのかな。