亡くなった人の悪口は言わないーー
良かった事だけ思い出してその人を偲びたいーーー
私が甘いのか、側面だけ知っているにすぎなかったのか(それは否定しない)、
ある故人の追悼のはずが共通の知人から悪口を延々と聞かされるだけになってしまった。
共通の知人であっても、生前の故人との付き合いの濃淡が違うのでもっともなことかもしれない。
誰も神ではない。
心の中で、偲んだ。
生前、会話(少なかったのだが)の中に出てきたS温泉やO山を眺めて、
きっとそのあたりにいるんだろうと思った。
その人を好きでも嫌いでもなかった。その頃の自分には必要なフィルターであった。
今もそのフィルターは捨てていない。多分これからも。
今回、落胆というほどの出来事ではないが、
追悼行脚(私の旅の原点だと思っている)は止めない。