スタッフへ伝達講習があったので、
ちょっと書きとめておきます。
4000枚のパンフレットが残っている。
新規で作成する必要がないパンフレットである。
この分の予算を他に有効活用できないか。⬅︎宿泊施設側の意見。
予算の用途変更は不可能。⬅︎協会側。
はい却下。
民間同士なら議論の余地はあると思いますが、
民✖️官ではこの提案は無駄です。
何十分も紛糾したんだとか。
紛糾自体も松の廊下じゃないけれど、
お芝居みたいな情景が想像されました。
城下町気質なんです、みなさま。
私は生まれ育ったところには岐阜城がありました。
大学・就職と10年以上住んだところには松本城がありましたが、
城に対する住民の思い入れはそれほどありませんでした。
岐阜はコーヒー飲んでいれば生きていかれる住民で、
松本は何んだかわからないけど理屈っぽい住民だけれど、
どちらも城下町気質ではないと思います。
彦根城というか、井伊家への思い入れかな。。。
伝達講習にいたある一人がつぶやきました。
その強い思い入れを形(コンシェルジュを名乗る、とか)にしたらと、
数年前に考えていたのですが、もはやその横文字も使い古した感があります。
ネーミングはどうであれ、
観光の目玉は、
城でも城下町の町並みでもなく、
城下町気質な『彦根人』でいいのではなかろうか。
旅人は言います、
「彦根の人は静かでやさしい感じだ」と。
この古い町並みの良さを高めているのです。
世界のどこから来ても体感できるようで、
楽しいような怖いような、です。