滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

暖炉貴族

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ちょっと喜々とした心持ちの今夜である。

 

旦那さんと共通の友人から久しぶりに電話があったからだ。

 

特に用事があったわけではなく、安否確認のような。

 

友人も、声色から察するに、、、、

 

こんがらがった感じは無く安心した。

 

独身貴族(死語よね)が部屋でお酒を呑みながら

 

我々のことを思い出して電話をくれたんだと思うとちょっと嬉しい。

 

暖炉のそばでソファーにもたれて電話をする独身貴族、、、。

 

なんて。空想。

 

人恋しい秋。

 

 

あの人は自分であったかもしれない

 

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アルバイト先(看護師の仕事)の同輩の女性Mさんからお聴きした話。

 

コロナ第2波で、勤務先の医療機関クラスターが発生し、

 

ペアを組んでいた相方の看護師が感染、Mさんは濃厚接触者となった。

 

相方の看護師は重症化(半年くらい入院していたそうだ)、

 

自宅療養のMさん(感染せずに無症状だった)には、

 

毎日保健所や勤務先から電話がかかり、勤務中誰とどう接触したのかなど

 

何度も同じ事を聴取されたそうだ。

 

第2波の頃だと、感染経路の特定に躍起になっていたに違いない。

 

Mさんは無症状で無事であったが、

 

もしかしたら重症化した相方の人は自分だったかも、

 

と恐怖を感じてしまったらしい。

 

 

 

 

 

一年以上同じアルバイト先で見知っていたのだが、

 

Mさんがこんな地獄にいたのだとは思わなかった、、、、。

 

今になってやっと話せる話なのかもしれない。

 

渦中にいると言えない、もっと辛い人がいるだろうからと思って言えなかったりする。

 

Mさんから聴いたその日の夜は、寝る直前まで想像して興奮していた。

 

生命を脅かすことがすぐ隣りであったという言葉に。

 

 

 

 

 

 

前世の巡礼

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先日、岐阜の実家に帰省した際、気になっていた【ゆのヤマヨ】銭湯に行きました。

 

校区は違いますが、母校(小学校・中学校)の近くでビックリでした。

 

そのせいか、お店の人もお客さんも通行人も全て知り合いのような気がして

 

なりませんでした。

 

通常、知り合いばかりと思うと変な緊張感があったりしますが、

 

こちらの場合は前世の知り合いレベルなので不思議な安堵感を感じてしまいました。

 

ほぼ40年ぶりに踏み入ったエリアですが、覚えのある町名や店名も見つけてしまうと

 

名前にすら「よく生きていたねえ」と人のように声をかけたくなりました。

 

同時に私もまあまあ長く生きてこられたんだなあ、とも。

 

銭湯は、旧中山道沿いにありました。

 

最近巡っているところの銭湯は多方、中山道東海道の付近にあります。

 

それだから残ってくれているのかもしれません。

 

いろいろタイミングをみて、古い銭湯巡礼を続けます!

 

 

 

 

 

 

 

 

迷鳥

 

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それは元来の生息地ではなく、渡り鳥のコースを外れてしまったり、

 

台風などで飛ばされてしまった鳥のことだ。

 

イチョウ、マヨイドリ、と呼ばれているらしい。

 

恥ずかしいいことに、この呼び名を知らなかった。

 

そんな迷鳥は生きながらえていかれないものもいるが、

 

中には流れ着いたその地で家族をもって生活していくケースもあるらしく、

 

なんという逞しさだろう。今日一日中感心しっぱなし、であった。

 

鳥類研究の先生によれば、

 

そうでなければ世界中にこんなに鳥が存在していないはずだとの見解。

 

あんな小ささで、底知れない力強さ、、、鳥って凄いよ。

 

定例のラジオ番組【こども科学電話相談】から勉強勉強。

 

 

旅のスタイルの変容

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数日前チェックアウトされたゲストさんからメールが届いた。

 

予定通り滋賀県内を周り、帰途します。とのことであった。

 

あれから、おそらく県の南の方を行かれ、湖を一周する形で(想像)

 

再度彦根近くまで戻り帰途につかれたのでは、、、、と想像した。

 

今年になって増えたと感じる旅の仕様だ。

 

休暇が5日あるとすると、実質3日は滋賀県内を周るというパターンなのだ。

 

同じ県内で移動距離を少なくし、一日じっくりゆったり充実した時間がすごせる。

 

コロナ禍で生まれてきた旅のスタイルなのであろう。

 

以前は、明日は京都、明日は鳥取、明日は金沢、明日は飛騨高山、という

 

どうせなら目一杯いろんなところへ行きたいという人が多数だった。

 

元々、滋賀県は【通り過ぎることは何度もあった】と言われる場所であるが、

 

こんなふうにステイしていただけるように目を向けて欲しいと願う。

 

個人で来るインバウンドは、ステイの達人が多かったので、

 

日本人旅人もそんなふうになっていくと面白いなあ、、と思うのである😊

 

北國街道を行く【米原市岩脇→米原市飯村】 Vol.3

【出発、帰着】2022年09月某日

【交通手段】車、徒歩

【所要時間】買い物ついでに 10分ほど

 

 

 

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北國街道の標識のある多良口バス停横の、人知れない道がスタートです。

 

工場関係者、或いは農作業の方しか通わないのでしょう。

 

当時、こちらがメイン道路だと思うと不思議です。

 

北上中で、右手に東海道新幹線、左手に北陸本線が行き交っています。

 

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安全、危険、自己責任、不慮、幸運、いろいろ頭の中に渦巻きます。

 

旅でも日常でも。
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次は、天野川にかかる飯村橋をわたります。

街の灯り

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観光協会の会議でした。

 

錚々たるテルマンの方々の中で、毎回恐縮しています。

 

そしてお顔が覚えられない、、、。

 

 

 

宿泊者数は、インバウンドが来て、日本人旅行者が牽引されないと

 

増加しないだろう、との意見に同感です。

 

 

 

毎回、お声がけしてくださる宿泊部会の会長さま

 

ありがとうございます。

 

 

 

夜、市街地を運転していると

 

お店の灯りが増えていることを実感します、この頃。

 

観光も宿泊も動き出しています。