ゲストハウス無我の女将のブログ

煩悩ではなく本能の日記

無我夜話 13

f:id:norimurata:20190817102731j:image日本は戦後74年です。

時々私も戦争経験者のお話を伺うことがあると、記しておこうと思っています。

この夜、お聞きしたお話は直接的な戦争の話ではありませんが、

時代背景として貴重だと思ったので記します。

その夜のゲストさんは、親の介護を成し終えたという60代と思しきご婦人。

尋ねなくてもどんどんご自分の身の上を語り始めました。

ーーー自分の親は当時戦争中だったので、とにかく早く結婚させろと勝手に結婚させられた。

自分が生まれたが、結局両親は離婚。母親に引き取られたが、親類に預けられたりして、

成長すると反抗して反抗して、家出、東京で働き始めた。時は流れ自分も年をとってきた頃、

母親のいる故郷は東北大震災にみまわれた。無事であったのだが、高齢で独居のため、

介護をすることにした。故郷を捨てた身であったが、親孝行がしたかった。最期まで看取り、

後悔はないーーーー

こんなふうに訥々と語られました。

途中から気がついたのですが、物語が眼に浮かぶようにお話しされる上手さは

東北人だったからなのですね。

戦時下の一般人の動向、高度成長期はこういう背景の人の労働力が大きかった、

災害、超高齢社会の今の現実、、、、など胸に突き刺さってきます。

捨て身の覚悟、捨てられても受容する寛容さ、が凝縮されたお話だったと思います。

普通のどこにでもいそうなオバさんなのですよ。

ありがとう存じました。

 

 

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