無我夜話④

福島第一原発20キロ圏内のため、現在は福島市内に避難生活だという、女性が先日宿泊されました。『決意』を京都の神社で誓ったそうです。自分自身に。今は立ち入れない故郷にいつか戻れたら、町のために公務員になり一生を捧げる、と。ウチで打ち明けるつもりがあったのか、成り行きかわかりませんが、貴重な話をしていただけたことに間違いはありません。思えば予約の電話でも、何か感じるものがありました。そんなTさんに言いたかった言葉がたくさん
ありましたが、全て否定されそうな気がして躊躇しました。それでも、申し上げました。「御自分を大切に。その上で、出来ることを一つ一つするしかないんじゃないか」と。一つ一つね、、と復唱して微かに頷いたTさんでした。


上記の記事はちょうど二年前に書いて保存してあったものです。

この二年、いろいろな人にTさんのことを問いかけました。

皆んな真剣に耳を傾けて考えてくれました。

「独り身だから犠牲になってもいい、悲しむ人がいないから、ではなくて!

まず自分を大切に思ってくれる人を作るべきだ」と皆の意見です。

私も同感です。

Tさんの現在の動向はわかりません。が、時間が経って少し視野が

変わったとしても、変わってなくても、

またフラっと立ち寄ってお互い近況報告したいものです。