ちょっといつもと違う話題です。
ですが、いつも心底から離れない話。
決着がついていないのですが、
書いておこうと思いました。
昨年春、信州のある山で従姉妹を亡くしました。
花の写真を撮るとき滑落、
救助されましたが、即死だったようです。
突然の訃報、すでに荼毘にふしたとの報せ。
あー疲れていたんだ、きっと。
電話を聞きながら私はそう思っていました。
主婦業に加え、親の介護をして、
好きな山登りでストレスを解消していたのでしょう。
また中高年の山岳事故があったと、
心無いネットの書き込みを見てしまい、
せめて親御さんの目や耳に入らないようにと願いました。
しかし、私もこのときまではネット民と同じで、
中高年の登山には冷やかな気持ちでした。
でも、変わりました。
理解してあげたい。
山に介護疲れを慰めてもらいたい気持ちを。
70代でも90代の親の介護をしている日本です。
どんなに年老いても、まだ年上が存在する。
報われない、救われない、介護する側。
どうすればいいんでしょうね。
亡くなった従姉妹は、
私が社会人になってから長く姉のような存在で、
これからも相談にのってほしい人だったんです。
山に「返せ」と言いたい。
私に時間が出来たら、
従姉妹の御主人と友人(遭難時同行していた)に会い、
話しを聞きたいと願っています。