滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

アップデートして成長しよう

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自治会長の仕事を手伝いつつ、思い出したことがある。

三年程前、町内での自宅葬(独居の御老人であった)のこと。

急な他界であったことや、身寄りが遠方の親戚のみであったこともあり、

町内の十数名程が御自宅へ集まり、お坊さんを依頼しお経を上げてもらい、

翌日親戚一名と民生委員で火葬場に行くところをお見送りして【葬儀】は終了。

主人と今でもよく語る『心に残った葬儀』である。

表現が不謹慎かもしれないが、時代劇の庶民の長屋の葬儀のようであった。

はっきり言って、親戚よりも町内の人たちとの関わりの方が濃厚であったはずなので、

その濃厚な人たちに自宅で手を合わせてもらう方が、理に叶っている。

ウチにもゲストハウスでイベントの時にその御老人にお越しいただいたり、

そのお礼だと言って草むしりをしてくれたこともあった。

町内の人ばかりで、ちょっと思い出話をしてお茶を飲み、

準備も含めて二時間くらいで葬儀は終了した。

葬送というものの本質なんて考えたこともなかったが、

これを経験させてもらったことで、

このシンプルさこそ葬儀の基準になってほしいと思うようになったのである。

 

 

コロナ禍のため、近親者であっても最後の看取りや葬儀などの制限があるご時世。

感染拡大防止が優先されて、

諦めなければならないことや我慢することが増えて、

やりきれない方も多いと察する。

が、果たして「増えた」のであろうか?


形作られたセレモニーに外れないことが安心、幸せだと固定観念をもっていただけ

ではないか。

これを機に、人生の最期を想像してアップデートしてもいいと思う。

例えば、リモートで自分の最期のどの時点まで誰に見ていてもらおうか。とか、

リモートでこの人と最期まで関わりたい。とか、

なんて描くことは可能だ。

 

今の自分には切迫していないが、

明日かもしれない、

というのが冗談じゃないご時世。ふう〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

給湯器の怪談

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宿泊棟専用の電気給湯器から異音があったのが先々週。

すぐメーカーに電話し、3日後くらいに担当者がお見えになり、

電気系統は異常なし。

水道系に当たってくれというので、当館の建設時からの工務店さんに相談。

やはり3日後くらいに水道専門者がお見えになり、

弁を補充しようということに落ち着いた。

 

異音は二夜連続であったが、それ以来止んでいる。

どんな異音かというと、間近でバイクを思いっきり吹かしたような音。

一分くらいで自然消音したのだが、心配。

 

最初の異音があったあと、

「本当にバイクの音だったんじゃないか?」とオーナーに言われ、

一瞬そうかもしれないと揺らいだ。

シャワーの調子は安定していたので、疑われた。

その異音は、リモート会談(オンライン鉄オタさんいらっしゃい)中だったため

オーナーはほとんど感知していなかったからだ。

空耳アワー説or心霊現象説。

 

何はともあれ、ケアしてもらえるので安心😊

日々いろいろあります。

 

 

追記 :    逆流防止弁をつけていただきました(9/28)

 

明日を捨てる

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自称メモ魔である。

(あ、メモ魔って死語でしょうか?)

写真も撮るけれど、メモ書きしたりロングに書き写すのも好きである。

30歳前後、自分に何かそういうクセを作った方がいいなと思ったからだ。

つまり戦略😊

 

すっかりそのクセも板についた頃、

どこかの医院の待合室で読んでいた女性週刊誌の中に素敵な情報があった。

ある女優さんが、モットーとしている10か条であった。

すぐその場でメモって、私も参考にしていこうと。

おかげで、今も指標にさせてもらっている。

当時、適度に依存していた星占いにも飽きてきていた頃だったので、助かった。

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その9: 明日を捨てる。二日酔いもOK。

が、一番好きである。

コロナ禍でも、この10か条はアップデートしなくて大丈夫かな。

 

 

 

 

保冷枕 愛

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いわゆるアイスノン🖤

 

夏の暑さと更年期障害で、寝る時の氷枕使用がルーチンです。

 

ナース時代、慢性呼吸器疾患の患者さんが就寝時このアイスノンを希望する人が多かった

 

のですが、今一つ質問する気が起きず悔やまれています。特別な傾向や嗜好があったかも。

 

介護施設で興奮気味の利用者さんに、アイスノンを枕にしてもらったこともありますが、

 

ちゃんと横に外されていましたね。

 

ここ数年では、高齢の父母に夏のアイスノンを勧めています。

 

室内は冷房で冷えていても、頭部だけ暑く感じることがあって、

 

不快・不安になります。

 

多分私は年中、

 

アイスノン様に救ってもらっています。

 

断腸の思い

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よく聞く言葉ですね。

 

ハラワタ(腸)がちぎれるほどの辛い思い、です。

 

本当にちぎれたことのある私は、

 

やっと三年になり調子が良くなりました。

 

回復も一段落なので、これからいろいろ整えていきたいです。

 

体重⁉︎とか。

 

有名な方が会見でよく使う断腸ですが、

 

どれだけ痛いものか知りもせんとーーーと思って聞く私です。

 

 

 

ホテルカリフォルニアにたどり着く

 

学生時代にふっと還る曲、ビリージョエルのthis nightとlongest timeを聴いた。

検索していると、イーグルスのホテルカリフォルニアの紹介があったので

聴いてみると(もちろん有名なので知ってはいた)、とても味わい深い。

リアルな思い出のビリージョエルから、私には未知のイーグルスを導いてくれた。

ホテルカリフォルニアは、歌詞を書き写してみようかと思うほどの出会い。

ネットでは、意図しない情報にたどり着くことがあって面白い。

ホテルカリフォルニアはメロディーは知っているに過ぎなかったし、

そのバンドがイーグルスだったと結びついていなかった。

これを機にアメリカのロックバンドもいろいろ勉強してみたくなった。

おそらく、若者たちもこうやってネットで未知のものに辿り着いているのだと思う。

願わくば、少しでもリアルな思い出(ビリージョエルであったように)が

噛んでいて欲しい。

コロナ禍で学校行事が中止になる中、リアルな思い出を作り辛い学生さんたちを

本当に気の毒だと思う。

それでも、何かはあるはず。諦めないで頭に焼き付けて欲しいとオバさんは願う。

 

 

 

時間の感覚

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「みぐさいなあ」という言葉が沸き上がった。

みぐさい、とは長野県の方言で見苦しいという意味である。

外面も内面もどちらの場合もある。

可愛げが感じられる好きな方言の一つだ。

長野県松本市にいたのは、10代終わりから30代半ばまで

そう青春時代、方言を始めとして人間形成に大きく影響があった。

滋賀県に住んでいながら今だにちゃんと方言で、自分の心情を整えている。

それにしても、十数年くらいだったのか。

もっともっと長く松本に居住していた感覚があるのだが。

コロナ時代になったせいか、時間の感覚の変化を感じるようになった。

未来や現在、過去までも感覚の修正がされているような気がする。

感覚の変化は、コロナがなければ

単に年をとった、で片付いたはず。

このところの不安・不安定さは、これが一因かもしれない。

人生の書き換えを人類が皆やっていると思うと壮大な時代だと思う。