滋賀県 彦根ゲストハウス無我 ママさんのブログ

漂泊の旅・第二の故郷、としての【宿り】の場所を作っていきます。宿泊される方の思いをしっかり見つめて、模索する日常のあれこれを記します。

湖国バスの旅

f:id:norimurata:20190423123542j:image行きたいところは勝手に自分で見つけて行け方針の

 

ゲストハウス無我ですが、

 

今回珍しく御提案です。

 

片道210円の路線バス(近江鉄道系の湖国バス)の旅です。

f:id:norimurata:20190423123657j:image

行き↑

f:id:norimurata:20190423123755j:image

帰り↑

 

 

 

ゲストハウス無我から最寄りの『銀座』バス停から『県立大学』行きに乗車。

 

15分くらいで県立大学に着き、降りて琵琶湖の湖岸を目指します。

 

アプローチである

 

【近江湖の辺の道】を探し、

 

f:id:norimurata:20190423123858j:image

f:id:norimurata:20190423123915j:image

 

間に合いました。琵琶湖の夕日。

 

さざなみの音、波しぶきもちょっと浴びたり。

 

いろんなウサを吹き飛ばしてくれそう。

f:id:norimurata:20190423124219j:image

 

近くにコンビニやカフェも2軒あります。

 

帰りのバスの途中下車で、有名なハンバーグ店【スイス】に立ち寄るのもアリです。

 

チェックインしてすぐ夕日を見に行ったり、

 

もちろん翌朝行くのもいいですね。

 

💠💠💠

 

放任とおせっかいの具合がわからない私でした。

 

現場からは以上。

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

シティ・ポップ

f:id:norimurata:20190419183734j:imageプラスティック・ラブ「・・・・・恋のプログラムを狂わせないでね

 

出逢いと別れ上手に打ち込んで   時間がくれば終わる・・・・・」

 

そう、竹内まりやの曲。

 

シティ・ポップってジャンル。(今更、知った。)

 

この歌はリアルタイムで覚えている。

 

1984年製、ざっと35年前。

 

💠💠💠💠💠

 

再評価、という言葉もよく使われるようになった気がするが、

 

 昨年2018年は日本のシティ・ポップが再評価された年だそうで、

 

カバーされてCDになったり、ネットでの再生回数も非常に多かったり、

 

特に若い人の間でブームになっていたと知る。

 

[高速道路][高層ビル][ガラス][ライト]と言った歌詞が散りばめられ、

 

メッセージ性無し、癒し無し、リズムやムード重視な曲調。

 

若い世代には、それはそれは新鮮な世界観だと思う。

 

私がそのブームを知ったのは、ゲストハウス無我のゲストさん(20代)からの情報。

 

CD買ったよーっていう

 

インスタから目に止まって掘り起こしてみたのが始まり。

 

興味を持たなかったら、二度とこの曲を聴かなかったかもしれず、

 

このブログも書いていないはず。

 

自分の気持ちを代弁してくれるものを、

 

探し求める作業を人類は時代を超えて続けるのだ。

 

果てしない旅なのかも。

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完結型都市とは

f:id:norimurata:20190415091611j:image東京からお越しいただいた女性ゲストさんは、

 

ゲストハウス無我から歩いて10分くらいだろうか、

 

教会の早朝礼拝に参加されました。

 

前日、ブラ彦根中にたまたま教会を見つけ、

 

飛び込み参加することにしました。

 

元々、古い佇まいの町を楽しむ為に彦根を選んでくださり、

 

琵琶湖や山の湯やチャンポンも味わいました。

 

我々の把握する中では、初めての礼拝参加です。

 

なんて完結型地方都市なのでしょう!

 

日常も非日常もクリアできでしまうのです。

 

折しも、【城下町は完結型都市である】という記事を読んだばかりでした。

 

まさにこのことではないか!

 

更にその女性ゲストさんは、

 

「無いもの」の高評価をしてくださいました。

 

コンビニです。

 

彦根城の付近にはほとんどありません。

 

散策した範囲で考えると、こんなにコンビニのない地域は珍しい、

 

でもやりくりできる生活をしているのでしょうね、と感心されました。

 

確かに通販の支払いやファックスなど、

 

サンダルでチョイとかけ込む距離にコンビニがあればいいなとは思いますが、

 

住民は、20時閉店のスーパーに合わせて買い物を済ませる生活をしています。

 

完結型都市って聞こえはいいですが、

 

完璧・完全とは意味が異なることを都会からお越しの方はご注意くださいませ!

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

 

 

方言出ています

f:id:norimurata:20190330094816j:image大学時代、声紋分析のスペシャリストの特別講義があった。

 

犯罪事件の捜査に関わることもあったという男性。

 

学生の中から数名ピックアップされ、そのスペシャリストは其々の出身地当てを開始。

 

決まった言葉を順番に其々しゃべらせる。

 

富山、岐阜、愛知、福井、長野、、、全問正解。

 

スペシャリストは見事に出身地を当てた。

 

私もピックアップされた中の一人だったのだが、

 

犯人になった気分で妙に緊張したのを覚えている。

 

なぜ言い当てられるのか?

 

イントネーションもあるのだが、一番の決め手は喜怒哀楽を読み取ることのようだ。

 

駅に行く、の駅は、

 

仕事の為なら低テンション。遊びの為なら高テンション。

 

こういった違いをパズルのように繋いでいくのだ。

 

丹念に丹念に。

 

言語コミュニケーションは、感情の上に言葉が乗っかったに過ぎないのかもね。

 

 

 

余談だが、

 

この特別講義は成績も単位も関係ない「流れで講演することになっちゃった」風のもので、

 

我々の担当講師が色仕掛け(そんなわけない)で引っ張ってきたものだった。

 

最後に、夏休みで帰省したらお父さんお母さんへのみやげ話にしてください、と講師たち。

 

ゆとりのあるイイ時代だった。

 

 

 

ゲストハウスの仕事として国内外の不特定多数の方と接する日常の中で、

 

ふと思い出す方言の特別講義。

 

、、、、それにしても、

 

昔のことってよくおぼえているなー

 

昨日の会話忘れていたりするのに✖️✖️✖️

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寄り道

f:id:norimurata:20190412213332j:image

彦根市内に30年程通勤していらっしゃるという女性が、

 

仕事終わりでゲストハウス無我にお泊りくださいました。

 

ほぼ、駅と職場の往復の日々だったようで、

 

驚くほど町のことをご存知無くてビックリでした。

 

女性だから好奇心旺盛で、そこらじゅうに行っているだろうっていうのは、

 

安易な先入観だと反省しました。

 

そんなかたの寄り道が、

 

ウチであったなんて光栄の極みでした。

 

持参の単行本を静かにコタツで読んで過ごされていました。

 

なぜウチに?

 

どうやって見つけてくれたの?

 

前から知っていたのですか?

 

なんて聞くのも野暮な気がするくらい品があって、

 

そんなことどうでもいい、

 

この読書されている姿を見れるだけで満たされる、

 

そんな風情でした。

 

 

 

寄り道は、本当の道があるから寄り道なんです。

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

 

 

つげ義春 愛好者

f:id:norimurata:20190411001216j:imageつげ義春、ギター、銭湯、古民家、、、、

 

ご自身のツボにはまった一晩を過ごしたというメールでした。

 

お泊りいただいて、一週間経ってからというのも嬉しかったです。

 

なんかジワジワきたのかな?ってポジティブに受け止めたくなります。

 

 

 

私がつげ義春の作品に出会ったのはちょうど20年前になります。

 

はっきりとしたきっかけは覚えていないのですが、

 

おそらく奥の細道関連のコラムで知り、

 

当時ハマりつつあった独身女の一人旅にますます拍車がかかった魔術の一つです。

 

リアリズム、全共闘貸本屋、、、知らない言葉に惹かれていました。

 

というか、惹かれる何かを貪っていたのかもしれません。

 

松尾芭蕉菅江真澄つげ義春、などを

 

勝手に抱え込み、風狂な旅人になりきっていました。

 

空前絶後と謳われた温泉宿があったと知ると、

 

現存していなくても行ってみたり。

 

意外と新しく温泉施設ができていて、

 

意外と受付の男性と極めて健康的な会話をしたことが鮮明な記憶に残っていたり。

 

その振り幅に感銘を受けたり。

 

地獄に仏でいたい、お花畑にやさぐれ女でいたい、

 

っていう私の天邪鬼さがマスマス邁進することになったのでしょう。

 

 

 

時は流れて、

 

私は旅人をお迎えする生業をする立場となりました。

 

最近立て続けに、つげフアンのゲストさんと出会い感無量です。

 

オヌシもなかなか屈折した人生よのう、と互いに見透かしていた感じでした。

 

ちなみに、私の好きなつげ作品は「不思議な手紙」「腹話術師」「おばけ煙突」です。

 

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色気

f:id:norimurata:20190406231141j:imageつい言ってしまう、ゲストさんとのおしゃべりで、

 

昔は〜〜だったんだよ〜話。

 

お題は【色気】。

 

話の流れは、カフェと喫茶店の違い。

 

カフェしか知らない若者世代に、その違いをよく聞かれる。

 

その日はこう答えた。

 

茶店には色気がある、と。

 

店もマスターもママも。

 

その色気に惹かれてお客さんが行くのだ。

 

もちろん、お客さんも色気がある。

 

わっかるかな〜

 

 

 

 

と、その時、

 

「色気って言葉以上に強い伝達力があったはずなのに、

 

デジタル化が進んで必要ないですもんね」

 

って予想もしない若い男子の口から出た言葉が説得力があって、

 

私は矛を収めた。

 

 

 

便利な世の中だけど、安心できない。

 

言葉を選んでいるけど、伝えきれていない不安をいつも抱えている。

 

これがデジタルな世の中。

 

 

 

ふむふむ。

 

色気って、究極の安心感なのかなと思える。

 

じゃあ、どこにあるのか。

 

アナログの中にこそ色気は生存できるのかな。

 

頑張ろうっと、可能な限りアナログな選択を!

 

 

ブログランキング参加しています。ご協力を!